剣山の鹿の角

 剣山の鹿の角 : 西日本第2の高峰・剣山(つるぎさん 1995m )山系で生息する二ホンジカの角です。早春に抜け落ちたものを剣山で採取しました。また、頭部(トロフィー)は徳島県知事の許可を得た猟師によって捕獲された個体です。北欧ではオブジェや壁面装飾として珍重されています。
★角は雄にだけ満1歳頃から生え始め、毎年春から秋に生え替わります。最も立派な年代は7〜8歳の壮年期で、通常は約60センチまで伸び、3つに分かれ4つの枝角が生える「三又四尖(さんさよんせん)」になります。また、角の形は気象条件や餌の量にも影響されるとされ、角が左右対象にそろった雄は全体の1割程度で稀なものです。二ホンジカの角はエゾシカ等に比べると小振りで扱いやすく、きめの細かさが特徴です。
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